これを読んでいる読者の多くは、『ゐ〜加減のプロジェクト』にプロフィール欄があり、サイトに携わっている主要メンバーや作品を発表している作家陣が載っていることはご存じと思う。
サイトが立ち上がった当初、掲載作品も多くなく、このプロフィールページをじっくりと読むことになった方も多いだろう。
このプロフィール、ツッコミどころ満載なのである。
まず奇怪なのは、主要メンバーが誰も名を明かしていないところだろう。
それぞれの役割分担は書いてあるものの、言うなれば全員が匿名希望である。
プログラマーA氏はWeb管理者なので、おそらくもっとも露出している人物と言えるが、それにしても謎の人物であることには変わりない。
B氏とC氏に至っては、絵師と作家でありながら作品がまったく発表されていない。
とりあえず、事故が多いのと大食らいということしか分からないのだ。
一般企業ならクビである。
D氏はひょっとしたらサイトについて演出しているかもしれないが、今時、完全なHTML制御のサイトも珍しい。
クリッカヴルマップすら使われておらず、「もう少しオシャレにしたら良いのではないか」とこの点について聞いたところ、
<どんなに遅い回線でも、携帯でも見れるようにしている>
との回答をいただいた。
素晴らしいポリシーと言える。
だが、聞かなければただの地味なサイトで終わってしまうあたり危険過ぎる。
リピーターがいようが離れようがとにかく発表して行こうか、という神風的な投げっぱなし加減に『ゐ〜加減』の真髄が見てとれるのもたしかだろう。
サイト運営で生活している可能性は限りなく低いので主要メンバーそれぞれの職業を聞いてみた。
プライバシーが考慮されたのか、誰がどの職業かは明記されていなかったが、以下はそのリストである。
・介護士
・プロドライバー
・新聞配達
・パソコン販売員
・バーテンダー
・レンタルショップ店員
・JRA警備員
・音楽プロデューサー
・ゲーム脚本家
・戦士(Lv.2)
4人しかいないのに、この数はなんなのか。
およそクリエイターとはほど遠い職業もある。
最後など、現代とは思えない上にレベルが低い。
謎は深まるばかりである。
作家陣も凄まじいことになっている。
「勝手に送りつけて来ちゃった人○号」が4人いるのだ。
そう認定されていないだけで、読む限り、勝手に送りつけたっぽい人物はさらに3人いる。
これは一体どういうことだろう。
もはや投稿サイト一歩手前と言える。
また、読み物系のサイトには珍しいことだが、紹介されている人物それぞれの愛車が公表されている。
ここにも謎はある。
以下は人物群の愛車内訳である。
車__:8
自転車:3
徒歩_:3
電車_:3
不明_:2
バイク._:1
原付_:1
たしかに車の所有者は多い。
2位の自転車・徒歩・電車勢の倍以上だ。
冷静に見てみると、この分け方もおかしいことが分かる。
愛車の公表という観点ならこうなる。
車__:8
車以外:11
不明_:2
実はドライバーが少ないのだ。
作家陣が増えている為、たまたま彼らが車の所有者ではなかったという見方も出来るが、これは当てはまらない。
主要メンバーを見ていただきたい。
プログラマーA氏がいきなり徒歩である。
どうして愛車を載せる気になったのか、まったくもって理解不能なのだ。
ページ末の「ゐ〜加減 〜その変遷〜」は、さらに彼らの“ゐ〜加減”さがよく分かる。
地球誕生から46億年ほどすっ飛ばしてサイトを立ち上げた日が書かれているのだ。
ハショるにもほどがある。
いつ頃、前身が出来たとか、企画を考えたなどの情報は一切ない。
6月に1周年を迎えるというのに、その後の展開もまったく書かれていない。
真骨頂ここに見たりと言っても過言ではないだろう。
そして、人物アイコン・・・。
明らかに人類ではない動物がいるのだ。
彼らの謎にこれからも挑んでいきたい。
<次回、自粛ムードで落ち込む日本経済の謎>
2011/05/31 初版
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