『やよいちゃんと雪歩さんとバラエティー万歳』
いよいよ収録も大詰め。
やよいちゃんと雪歩さんもゲームに参戦です。
何でプロデューサーなんかやってるのかと、自分の職業を呪いたくなりましたよ。
カメラマンになればよかった!
もう寄りまくりのドアップ三昧の見上げまくりの・・・(以下省略)
【雪歩】
「ううう・・・いくらなんでもこんな仕事・・・ひど過ぎますぅ」
【P】
「雪歩さん、大丈夫ですよ。苦手な部分はやよいが引き受けますから」
【やよい】
「うっうー、任せて下さいっ!」
こういう時には、度胸の据わっているやよいちゃんはとても心強いので安心です。
今までこなして来たFランクなドサ周りの営業に比べれば、テレビは知名度に直結なのです。
低予算とは言え、ゴールデン枠のテレビですよ、テレビ!
芸人さんがさらっと無茶ぶりしてくる「シコルスキー」だの「マグワイヤー」だのを思い切り滑舌よく言い放つあたり、やよいちゃんファンが増えること間違いなし!
ってか、芸人さんエライっ!!
この経験が後々、必ず生きてくると信じていますよ、やよいちゃん。
おっと、番組のハイブロウなゲームは続いています。
シェイカーを使わずにカクテルを作る?
これはまだ未成年のやよいちゃんと雪歩さんはパスです。
お酒は20歳になってから!
うほっ♪
見知らぬアイドルさんがウォッカとテキーラと泡盛を口に含んでクチュクチュうがいをして吐き出した特製カクテル超飲みてぇぇぇぇぇ。
この企画を考えた奴、天才!
出てこい放送作家!
お友達になって下さい。
【やよい】
「わーい、チョコバナナですぅ♪」
やよいたんキター!
極太サイズのチョコバナナを美味しそうに頬張ってますYO!
周りのチョコだけを綺麗に舐めとっていくその姿に、オレのバナナもパンパンです。
・・・くそぅ、やよたんが頬張るバナーナはマイサンよりご立派ですYO!
いやいや、そんなことはどうでも良いのです。
写メ、写メ!
この番組、絶対に録画する。
ものすごく切なそうにその姿を見つめている雪歩さんには気の毒だけど、無知と無垢はこういう時に強いのです。
「悪いな〜」って顔をしている雪歩さん。
あーた、この行為がどんなもんか確実に知ってますね、くくく。
穴掘って埋まって下さい。
おおっと、続いて手を使わずにおにぎりを作るコーナーです。
さあ、雪歩さん頑張って下さい。
・・・。
雪歩さんは炊飯ジャーの前でオロオロするばかり。
芸人さん達もいじりづらそうです。
よそったご飯を胸の谷間にわざと落としてカメラを独占しているアイドルもいるというのに!
【やよい】
「雪歩さん、両腕を挙げて下さい!」
颯爽と歩み出るやよいちゃん。
何をするんだ?
次の瞬間、やよいちゃんはホカホカご飯をしゃもじで掬って、雪歩さんの腋の下にぃぃぃぃ。
【やよい】
「さあ、ギュっとして下さい!」
【雪歩】
「ううう・・・」
【やよい】
「雪歩さん、すごいです! ちゃんとおにぎりにぎれてますっ」
【雪歩】
「あぅ、熱いです! あついですぅぅ! 穴掘って埋まりたいっ」
ルールを破って失格になってしまいましたが、やよいちゃんの行動力を局の神様的存在なディレクターさんがいたく気に入ってくれたようで、この場面を必ず使うと約束してくれました。
雪歩さんの両脇で握られたおにぎりは、当然おいらがお持ち帰りしました。
収録直後にテイクアウト・プリーズ! と叫んだ甲斐がありました。
やよいちゃん、ナイス!
2話に続く
2011/02/17 初版
2011/07/14 第二版
2011/08/16 『にじファン』に転載
→『にじファン』サービス終了(2012/07)
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