古戦場はかなり深い山の中にあり、着いた時にはすっかり日も暮れてしまいました。
よくある話ですが、古戦場というのはだだっ広い空き地が多いです。
一角に「○○古戦場」って書いてある碑が建っているだけだったりします。
しかも突然の大雨です。
あわてて来た道を引き返したのですが、川の増水で橋が通行止めになっていました。
「困ったねぇ、のぶちん」
「まあ、突然の雨はむぎむぎのせいじゃないから…」
いざとなったら車の中でえちーな事をするのも悪くないしね。
なんて呑気な事を考える余裕がこの時はまだありました。
妄想の中では、むぎむぎの中に5、6発かましているわけですが、オイラはまだ新品です。
前は。
後ろはめぐぽに…まあ、この話は置いておきましょう。
雨が降ってきたので、忙しいのです。 ←じゃあ妄想すんな
しかし、迂回賂を探して林道を走っているうちに、どんどんと人気の無い山奥へと入っていきます。
別に2人きりになりたかったわけではありません。
人気のない所へ行ったところで、盛り上がるのは戦国武将の話だけで、決してムードではないのです。
ガソリンにはまだ余裕がありますが、あまりの暗さに心細くなってきます。
「…まいったなぁ」
「うん。お腹空いたね」
「…どうしよう」
「うん。ちょっとお手洗い行きたいかも」
ケケケ、普段は凛としている美人大学講師とお漏らしプレイですよ。
どうやら僕にも運が向いてきたようです。
山奥バンザイっ!
どこまでも山道を走っていきますよーん♪
そんな時、山の中に古びた洋館が建っているのを発見しました。
「…誰か住んでるのかな」
「うー。おトイレ借りたいよぅ」
あれだけ立派な館なら、トイレの1つ2つ確実にあるでしょう。
ちっ、むぎむぎとの楽しいお漏らしプレイが…。
おっと、そんな事を言っている場合ではありません。
僕達は道を訪ね、お手洗いを借りるためにその洋館に立ち寄る事にしました。
(3)に続く
2012/08/28 初版
|