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僕の彼女は戦国マニア (2)
P・鴨川 feat.ライターC

僕の彼女は戦国マニア(2)挿絵




 古戦場はかなり深い山の中にあり、着いた時にはすっかり日も暮れてしまいました。
 よくある話ですが、古戦場というのはだだっ広い空き地が多いです。
 一角に「○○古戦場」って書いてある碑が建っているだけだったりします。

 しかも突然の大雨です。
 あわてて来た道を引き返したのですが、川の増水で橋が通行止めになっていました。

「困ったねぇ、のぶちん」
「まあ、突然の雨はむぎむぎのせいじゃないから…」

 いざとなったら車の中でえちーな事をするのも悪くないしね。
 なんて呑気な事を考える余裕がこの時はまだありました。

 妄想の中では、むぎむぎの中に5、6発かましているわけですが、オイラはまだ新品です。
 前は。
 後ろはめぐぽに…まあ、この話は置いておきましょう。
 雨が降ってきたので、忙しいのです。 ←じゃあ妄想すんな

 しかし、迂回賂を探して林道を走っているうちに、どんどんと人気の無い山奥へと入っていきます。

 別に2人きりになりたかったわけではありません。
 人気のない所へ行ったところで、盛り上がるのは戦国武将の話だけで、決してムードではないのです。
 ガソリンにはまだ余裕がありますが、あまりの暗さに心細くなってきます。

「…まいったなぁ」
「うん。お腹空いたね」
「…どうしよう」
「うん。ちょっとお手洗い行きたいかも」

 ケケケ、普段は凛としている美人大学講師とお漏らしプレイですよ。
 どうやら僕にも運が向いてきたようです。
 山奥バンザイっ!
 どこまでも山道を走っていきますよーん♪
 そんな時、山の中に古びた洋館が建っているのを発見しました。

「…誰か住んでるのかな」
「うー。おトイレ借りたいよぅ」

 あれだけ立派な館なら、トイレの1つ2つ確実にあるでしょう。
 ちっ、むぎむぎとの楽しいお漏らしプレイが…。
 おっと、そんな事を言っている場合ではありません。
 僕達は道を訪ね、お手洗いを借りるためにその洋館に立ち寄る事にしました。


(3)に続く

2012/08/28 初版

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