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僕の彼女は戦国マニア (6)
P・鴨川 feat.ライターC

 さすがに気になるので、聞き耳をたてながらコーラをいただいておりました。
 瓶入りのクラシック・コーラですよ。
 これが一番、旨いのです。
 山田さん、分かってらっしゃる♪

 それはともかく、地下室で発見された古文書をむぎむぎが解析しているようです。
 どうやら病気の娘を助けるために、海外から取り寄せた呪いに関する書籍の写しではないか…とかブツブツつぶやいてます。

 むぎむぎの話だと、「病気を治すためなのだから呪いではなく、死者を蘇らせるためのものではないか」だそうで。
 本格的にジョーンズ先生っぽくなっているではありませんか。

 しかも書物はアラビア語で書かれて、詳しい部分はわからないとの事。
 読める読めないの問題ではなく、読んではいけない気がするとかいう結論に落ち着いています。

 埋蔵金探しじゃなかったんですか?
 いつの間にオカルトになってたんですか?
 一番じゃなきゃダメなんですか?(←これちょとチガウ

「死者を…それは興味深いですね」
「妖術に傀儡兵というのがありましてね」
「ヨウジュツ? クグツヘイ?」
「講談で題材にされている真田十勇士の一節で、似た術を使う敵の話が出てくるんですよ」
「ほほぅ!」
「真田十勇士は江戸時代に作られた話なんですけどね。十勇士のモデルとなった人物はいるんですよ」

 むぎむぎの真田十勇士話は長くなるので、先に部屋へ戻る事にしました。
 山田さん、徹夜したくなかったら逃げて下さい。
 おそろしく長くなりますから。
 ニゲテーニゲテー

 あと、入るなと言われていた地下室も気になりますしね。

 館に入ると玄関ロビーがあり、正面へ進むと2人がミーティングしているリビングに出ます。
 ロビーの右手には階段があり、ここから2階へ。
 その裏側には地下への階段があります。
 さっき電話を借りたときにたまたま見つけました。

 お風呂や洗面所、トイレなどはロビーの左側から奥へ進むと、まとまって並んでいます。

 クラシック・コーラが積んである台所は、リビングのさらに奥にあります。
 いやはや、本当に広いお屋敷でございますよ。

 ちなみに我が家の延べ床面積は、玄関ロビーにすっぽり収まっておつりが来ます。

 先に寝ようと2階に向かう途中、つい地下室への下り階段が気になってしまいました。
 大きな屋敷の地下室ですよ。
 もうそれだけで淫靡な雰囲気があるじゃないですか。


(7)に続く

2013/09/24 初版

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