大満足で鼻歌を歌いながらアパートに帰宅です。
腕を組んだりして、すっかり恋人気分です。
「ねぇ…伸夫さん」
「ん〜?」
「泊まっていいの?」
「モチロンダヨ」
これは良い雰囲気です。
ちょいと緊張してブッ壊れたロボットみたいな返事をしてしまいました。
いろいろありましたが、全部スッ飛ばして、いよいよ僕の童貞をめぐぽさんに捧げる時がやって来ました♪
失礼が無いようにしっかりとお風呂に入って、僕は準備万端です。
めぐぽさんは店から戻ってすぐに、ずっとベッドですやすや寝息を立てております。
先にお風呂に入ってもらっている間に、おぱんつ様でも参拝させていただかこうかと目論んでいたのですが…。
まあ、これはこれでよしとしましょう。
入浴前の少し汗くさい女性の香りは僕にとって憧れであり、魅力的なものなのです。
それにしても可愛い寝顔です。
「めぐ…中村さん、お風呂沸きましたよ」
「ふあっ、ありがとうございまふ〜」
眠そうに目を擦りながらむにゅむにゅ言ってます。
かあいいなぁ、もう!
めぐぽさんのワキの下をペロペロしたいと切に願います。
鎖骨の辺りもペロペロしたいです!
てか全身くまなく…いやしかし、我慢です。
マーニャさんの時には、何となく夢だと言う実感ありました。
でも、今回は夢とは違う現実感があるのです。
無理矢理、女の子を押し倒すなんて、チキンでチェリーなおいらには出来ないのです。
ふらふらと立ち上がっためぐぽさんが、よろけました!
僕はあわてて彼女を抱き止めます。
「…す、すいません」
助けておきながら、つい謝ってしまった僕に、めぐぽはニッコリと笑ってくれました。
ゆっくりとめぐぽさんの唇が近づいて来ます。
モニター越しのマーニャさんと以外では、初めてのキスです。
ファーストキスです。
感激です。
女性の唇はこんなにも柔らかかったのですね。
めぐぽさんは体の力を抜くと僕に身をあずけて来ました。
これは、求められています。
男としてやらなければならない時があるとすれば、まさに今です。
「めぐ…中村さん。あかり消した方がいいですか?」
「…めぐぽでいいですよ。今夜はめぐぽとして、愛して下さい」
感動です。
ニコニコ動画で投稿した動画が、殿堂入りした時よりも嬉しいです。
した事無いけど。
少なくてもエビルプリースト(裏ボス)を倒した時の百万倍は嬉しいです。
ゆっくりと服を脱いでいくめぐぽさん。
美しい鎖骨、ほとんど脹らみの無い可愛いおっぱい、そしてくびれた腰。
夢なら覚めるな!
いよいよ一番見たかっためぐぽさんの大切な場所…。
マーニャさんの時とは違う!
はっきりとはっきりと見ることが出来る!!
夢じゃ無いんだ…。
だって、手を伸ばせば触れられるところに、こんなに可愛い女の子がいるじゃないか。
そう、僕のマスクメンぞうさんよりも、はるかに大きい見慣れたブツが…。
「ボク、ぽっちゃりした人が好きなんですっ♪」
「え?」
力一杯そそり立つ東京スカイツリーと、身もだえしながら照れるめぐぽたん。
男の娘?
「力士の人とかほんっとに好きで♪」
「…そ、そうなんだ」
「伸夫さん、優しいし素敵だし、ボクを恋人にして下さい♪」
まあ、見た目は可愛いんだし、こんな可愛い娘と体験できるのならば…。
今、流行の“男の娘”とエッチ、これはこれで…。
うん、アリだ。
可愛いし。
酔ってるからじゃありません!
可愛いは正義っ!!
「よ〜し、それじゃぁ…」
あ、あれ?
何でのし掛かられてるの?
僕が攻めじゃないの?
めぐぽさんの初代りゅうおうが鎌首を持ち上げております。
ダメ、ロックオンされてる。
「のぶちーん、好き〜♪」
「えっ、ちょっと」
「うふふ♪」
ぼっ僕の、僕の菊座が、貫かれていく。
「ら、らめええええええぇぇぇぇぇぇ」
「えいっ♪」
「ア゛ーーーーーーーッ!!」
これが、夢であってくれたら…。
マーニャさん、僕、汚されちゃった…。
*
朝、僕は宅配便のお兄さんが、隣の部屋のベルを鳴らす音で目を覚ました。
猛烈なケツの痛みを感じながら…。
完
2012/06/05 初版
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