『やよいちゃんと雪歩さんと衣装ミーティングのお仕事』
前回、テレビ番組の収録で、腋の下おにぎりを作った雪歩さんとやよいちゃん。
せっかく体を張って頑張ったのに「食べ物を粗末にするのは不謹慎だ」とか、「子供が真似をして困る」とか、「低俗過ぎる」とか、全国はPTAの皆様から抗議を大量に受けた。
結局、一回放送しただけで打ち切りになってしまった。
あの雪歩さんの腋おにぎりは、ちゃんとプロデューサーであるおいらが、収録後に美味しくいただきましたとも。
ええ、もちろん夜にも味と香りを思い出し、おかずとして何度も再利用をしましたとも。
PTAの皆様にご心配いただかなくても米一粒たりとも、メモリー1ミリたりとも、無駄になどしておりません!
ああ、甘酸っぱい雪歩さんの腋おにぎり、思い出すだけでおいらの股間はすぐにグッドサクセスですよ。
とはいえ、雪歩さんはあれ以来すっかりへこんでいて、テンションもブルーゲージです。
【やよい】
「うっうー。雪歩さん、すいません(>_<)」
【雪歩】
「・・・」
【やよい】
「すいません、すいませんれぅ(T-T)」
いつも元気印のやよいちゃんも、責任を感じて意気消沈。
すっかり重い空気が漂っている。
【雪歩】
「あの・・・プロデューサーさん。その、今日のオーディション。取りやめるわけには・・・」
【P】
「雪歩さん、この前の収録では嫌な思いをしたかも知れないけど、今度は歌番組のオーディションだから」
【雪歩】
「うっ・・・まだ腋の下がヒリヒリするんです」
【P】
「だけど」
【雪歩】
「せめてノースリーブの衣装をしばらく変えて下さい」
【P】
「急に言われてもなぁ」
やっぱりね、正統派にして清純派筆頭格のアイドルなゆきぽたんには、ノースリーブのワンピースが一番、似合っている気がするわけですよ。
【雪歩】
「その・・・あの・・・うう・・・い、痛くて、あれ以来ムダ毛の処理が出来ないんですっ」
【P】
「ムダ毛!」
うお、萌えっ!
いやいや、オレ的にはピンポイントだが、アイドルとしてはかなりマズいな。
ってか、どんだけ思い切り脇でおむすびコロリンしてたんだ?
【やよい】
「むだげ!・・・って、なんれすか?」
【雪歩】
「恥ずかしい(//△//) 穴掘って埋まってます〜!」
すぐに新しい衣装の打ち合わせを行い、腋が擦れ無いように急遽、大きめの男性用Yシャツを用意してオーディションを乗り切る事が出来た。
TV局ならいざしらず、オーディション会場に都合よくYシャツがあるわけもなく、オレのYシャツを渡したわけですが・・・。
ちなみに、ムダ毛の意味がわからなかったやよいちゃん。
まだまだ、全身つるつるだったようです!
つるつるやよいちゃんとふわふわ雪歩さん。
うはっ、想像しただけで、テンションwktkブーストですよ。
むはー!
むはー!
やよいちゃんのつるつる腋の下をぺろぺろしてぇ。
もちろん、雪歩さんのふわふわ腋毛も、もぐもぐしてぇ〜。
オーディション終了後に返してもらった、ほんのりと汗ばむ(特に腋のあたりが)、雪歩さんの着ていたシャツは夜のスペシャルメインデッシュとして美味しくいただきました。
おはよう、夜ごはん♪(←ヒットしておくれ)
5話に続く
2011/02/13 初版
2011/07/10 第二版
2011/08/09 『にじファン』に転載
→『にじファン』サービス終了(2012/07)
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